シィカの言葉の宝石箱

大阪在住の女子大生。俳句や短歌などの詩歌が好きです。楽天ブックス「シィカのちょっと濡れる歌集」2021.5発売

正岡豊

 

四月の魚―歌集 (まろうど短歌選書 (1))

 

波を打つきみのからだのなかぞらで高飛び込みをするぼくなのだ

 

きみのからだに野ウサギの穴さがしてるぼくにかぶさる四月の森林

 

夕焼けるように終わればきみのなか泣いてる雨のモリアオガエル

 

「明治」という国家[新装版] NHKブックス

 

 

磐梯: 自由律句集 三

 

秋元不死男

 

 

 

永田耕衣 秋元不死男 平畑静塔集 (朝日文庫―現代俳句の世界)

 

 

 

へろへろとワンタンすするクリスマス

 

クリスマス硝子越しなる馬打たる

 

 

 

 

 

安住敦

 

兄いもとひとつの凧をあげにけり

 

妻と子の何興ずるや花あんず

 

白玉や母子誕生の月おなじ

 

安住敦全句集

 

呟くさよならを君が聞き返した: 自由律句集 一

 

東京銀座時計展 ナイル小書

 

十日戎

西ノ宮神社の十日戎に行ってきたのよ。

 

おみくじ
第二番  吉
世の中のよきもあしきもことごとに神の心のしわざにぞある


神社の芭蕉句碑

扇にて酒くむかげやちる桜



十日戎の時だけの福笹を頂き、コロナ対策で出店の全くない参道を帰る。
人の賑わいがないのは寂しいけれど、空はよく晴れて雲一つない。f:id:shixika:20210110101220j:plain



正岡子規

 

悪の利く女形なり唐辛子

 

のびのびし帰り詣や小六月

 

売り出しの旗や小春の広小路

 

 

いしづちたろう句集: kindle百句句集

マリア大山句集: kindle百句句集

伊吹屋おしり句集: kindle百句句集

村上鬼城

 

 

春の日や高くとまれる尾長鶏

 

竹うごいて影ふり落す余寒かな

 

山寺に蒟蒻売りや春寒し

 

 

 

大山: 自由律句集 二

磐梯: 自由律句集 三

 

飯田蛇笏

 

ゆく春や流人に遠き雲の雁

 

虚空めぐる土一塊や竹の秋

 

いにしへも火による神や山桜

 

 

 

いしづちたろう句集: kindle百句句集

谷川探検隊のうた: 酒本郁也歌集 ナイル小書